北海道まなびキャンパス

サツドラ50周年

北海道まなびキャンパス

北海道からまなびの未来を創造する

様々な国や地方から沢山の人々が訪れる北海道には、
個性を発揮して、活躍できるチャンスが溢れている。
そのチャンスに気づき、活かせる人が
これからの北海道には必要だ。
サツドラホールディングスは
想いを共にする企業と連携し、
子どもたちが新しい価値観と出会い、
体験できる場を提供していきます。
北海道から「学び」の未来を変えていく。
ともに未来を創造しよう。

北海道まなびキャンパスとは

日々の授業では出会うことのない
人や体験を地域に届け、
子どもたちが「学ぶ楽しさ」を
味わうきっかけを生み出すイベントです。
私たちサツドラとそのパートナー企業、
そして北海道の未来を担う、地域の子どもたち
そのすべてを繋げることで
「学び」の未来を共に創造していきます。

活動内容

  • 1

    北海道4つのエリアで
    学習イベントを開催

  • 2

    小中高生を対象にした
    体験型授業

  • 3

    「食育、金融、デジタル」
    3つのテーマで授業を提供

  • 4

    授業終了後、
    活動レポートを配信

活動報告

50周年の節目を迎えたわたしたちサツドラは、
次の時代に向けてあらたなチャレンジを始めることとなりました。

それは、地元である北海道から「学び」の未来を変えていくということ。

子どもたちの可能性を引き出し、学校の授業以外でも
「学ぶ楽しさ」を実感できる出会いと創造の場を、様々なまちへお届けしたい。

そんな想いから生まれたのが、パートナー企業の方々と道内各地をめぐり
出張授業を行う記念協働プロジェクト「北海道まなびキャンパス」です。

REPORT

北海道まなびキャンパスレポート

  • VOL.01
  • VOL.02
  • VOL.03
  • VOL.04
活動レポート Vol.01

「北海道まなびキャンパス」in 利尻

2022.10.08 SAT

第1回目の授業が行われたのは、北海道北部・稚内の西に位置する利尻島。
豊かな大自然と新鮮な海産物に恵まれた、人気の観光地でもあります。

会場は、利尻町定住移住支援センターツギノバ。
カフェやコワーキングスペースが併設されていて、島の内外から集まる人々の交流の場となっています。

本日の授業テーマは、全部で3つ。
1つ目のテーマは、食育。
雪印メグミルクの小池先生が、健康な身体と食の関係について、さまざまなお話をしてくれました。
骨の成長に大切なカルシウムのことを、クイズを交えながら楽しく学んでいきます。

壁に貼られた牛のフラッグは、実物大のサイズで迫力満点!
最後はみんなでいっしょに、栄養たっぷりの牛乳をおいしくいただきました。

2つ目のテーマは、ICT。
ICTとは、「Information and Communication Technology」の略で、通信を使って人と人がつながる技術のこと。

シーラクンスのみっきー先生が、未来をつくる最先端の技術について、実際の事例とともにわかりやすく解説してくれました。

3DプリンターやAIなどの技術が当たり前に使われるようになると、世の中は大きく変わっていきます。
暮らしのスタイルも、今とは違ったものになるかもしれません。

みんなの想像力を刺激するような、ワクワクするお話が盛りだくさんでした。

最後の3つ目のテーマは、プログラミング。

誰でもカンタンにプログラミングができる「Scratch(スクラッチ)」というソフトを使って、
オリジナルのゲームをつくっていきます。

キャラクターとなる絵を自分で描いたら、しっかりと動くようにプログラムを作成。
先生たちからアドバイスをもらって、どんどんカタチにしていきます。

2時間ほどの作業を終えて、ついにゲームが完成!みんなで作品を見せ合うミニ発表会のはじまりです。

キャラクターを増やす人。
音楽を付け足す人。
制限時間を変える人。

一人一人の個性あふれるアイデアが詰まった、とっておきの作品ができあがりました!

このゲームづくりの続きは、それぞれのお家で。プログラムを保存しておくために、
みんなで「Scratch」のアカウントを開設しました。
これからどんな新作が生まれるのか楽しみですね。

本日の授業は、以上で終了です。
サツドラの満留さんから、終わりのご挨拶。皆さん、本当におつかれさまでした。

受講を終えた子どもたちからは、
「とても楽しかったからまた勉強してみたい!」
「今日学んだことをもっと知ってみたい!」といった声が聞かれました。

普段学校では学べないようなあたらしい知識や技術にたくさん触れることができた、思い出に残る1日となりました。
授業で学ぶ内容については、次回以降のレポートでさらに詳しくご紹介をしていきます!

それでは、次のまちでお会いしましょう!

活動レポート Vol.02

「北海道まなびキャンパス」in 幕別

2022.11.08 TUE

第2回目の授業が行われたのは、北海道東部・十勝地方のほぼ中央に位置し、帯広市と隣接する幕別町。
町内には十勝川が流れ、日高山脈を一望する美しい景色がひろがっており、
全国的に人気のスポーツ「パークゴルフ」発祥の地としても知られています。

会場は、北海道幕別清陵高校。
校訓である「考拓愛」のもと、幸せな大人になる力を身につけるというミッションを掲げて様々な教育活動を進めています。

本日は、2年2組の教室をお借りして、
クラスの生徒の皆さんへ全2コマの特別授業を行っていきます。

1コマ目で取り上げるのは、デジタルコンテンツ。
シーラクンスの飯田先生が「自分の未来を考えてみよう」をテーマに、
デジタルを使った技術の最新事例について、クイズを交えながら紹介していきます。

2040年には、一人当たりのネットにつながる機器の数は1000台以上になるという予測もあります。
スマートフォンの登場によって人々の行動が変わったように、
未来のテクノロジーには新しい常識や文化を生みだす可能性があります。

生徒の皆さんは、いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代。
クイズの正解率も高く、事例をすでに知っている!という人も多くいました。

2コマ目で取り上げるのは、金融。
アクサ生命の山田先生が「知っておきたいお金のはなし」をテーマに、
普段の学校の授業ではあまり取り上げられることのない「お金」について、様々な角度からわかりやすく説明していきます。

まず画面に映し出されたのは、石切職人。
一人はただ単にお金を稼ぐために、もう一人は人々の心の拠り所となる教会をつくるために石を切り続けています。
仕事の内容は同じでも目的意識が違えば、最終的な結果には大きな差が出るというお話。

では、生徒の皆さんの持っている「目的」は、いったいどのようなものなのでしょうか?
まずはそれぞれが、10年後・20年後・30年後に自分がやりたいこと、欲しいものをシートに書き出していきます。

書き終えたら、発表タイム。
自分の家を買いたい。結婚して家庭を持ちたい。クルマを運転したい。実は、どの「目的」にもお金が必要になってきます。
夢を叶えるためには、若いうちからお金についてしっかり学んでおくことが大切です。


60歳までに働いてもらえる生涯賃金は、約2億円。
対して、子どもにかかる教育費や結婚、老後に使うお金などをトータルすると、なんと約3億円にもなると言われています。

では足りない分は、どうすればいいのでしょうか?どうにかして、お金を増やしていく必要がありそうです。

そこで、投資についてのお話です。
投資とは、ギャンブルではなく「お金を育てる」こと。人間と同じように、お金も成長するには時間が必要です。

わかりやすく、投資の仕組みをリンゴの売り買いに置き換えてみます。
4万円分のリンゴを、1か月にいっぺんに買うか、毎月少しづつ買うか?
値段が変動すると、数か月後には買った個数に差が出てきます。

過去のマーケットの歴史を見ると、基本的には長く分けて買うと、得をする可能性が高いとのこと。

ここで一旦、生徒の皆さんで意見交換。
「ゆっくりコツコツ、株を買ったほうがいいのかな」「会社をつくってみるのも、大変だけど楽しそう」
「税金は大切だけど、ちょっとかかりすぎかも」などなど、たくさんの意見が飛び交いました。

最後は、注意したいお金のトラブルについて。
18歳を迎えると生徒の皆さんも成人になり、これまでよりも出来ることが増えてきます。

クレジットカードの仕組みと正しい使い方、そしてクーリングオフ制度について、あらためて復習をしました。

特別授業は、以上で終了です。
クラス担任の田中先生からは、「今日教わったことを、これからの学びに活かしていきましょう」というお話をいただきました。

起立、礼! 本日はありがとうございました。

次回は、北海道当別町からレポートをお届けします。

それでは、次のまちでお会いしましょう!

活動レポート Vol.03

「北海道まなびキャンパス」in 当別

2022.12.27 TUE

第3回目の授業が行われたのは、札幌市の都心部から車で約40分ほどでアクセスできる、
石狩平野の美しい田園風景に囲まれた当別町。

キャンプ場として人気の高い国内最大級の自然公園「道民の森」をはじめ、
姉妹都市交流のある北欧・スウェーデンの伝統行事「夏至祭」の開催などで知られ、道内外から多くの観光客が訪れます。

会場となるのは、2022年に小中一貫校として開校した当別町立とうべつ学園。
地域発の独自教育モデル「とうべつ未来学」を掲げ、自然豊かなまちのフィールドを活かしたカリキュラムによって、
世界へ羽ばたく人材の育成を目指しています。

本日集まってもらったのは、小学校低学年の生徒の皆さん。
いつもの教室ではなく広々とした体育館を舞台に、「食育」と「プログラミング」について
みんなで元気に楽しく学んでいきます。


1コマ目の授業テーマは、「牛乳のはなし」。

雪印メグミルクの小池先生が、給食に必ず出てくる牛乳の栄養やつくりかたについて、
クイズや動画を交えながらお話をしていきます。

さて、牛は1日にどのくらいの量のミルクを出すのでしょうか?
伸ばすと横に広がる牛乳パックの道具を使って、確かめてみます。

ゆっくりと伸ばしていくと・・・答えはなんと1リットルの牛乳パックで30本分!
予想を超えてどんどん伸びていく牛乳パックに、生徒の皆さんもびっくりした様子。

みんなからの質問コーナーでは、たくさんの手が上がりました。
「牛乳って何日くらいもつの?」「くさった牛乳はチーズになっても食べられる?」「チーズは世界で何種類あるの?」
といったような、それぞれのギモンに対して小池先生が答えていきます。

普段の学校生活に身近な牛乳でも、意外と知らないことは多いもの。
みんなの食への興味や関心がさらに深まる、貴重な時間となりました。




2コマ目の授業テーマは、「からだをつかってプログラミング」。

シーラクンスのみっきー先生と飯田先生が、はじめてのプログラミングに欠かせない基本の考え方について、
「からだ」を動かしながら楽しくレクチャーします。

プログラミングの授業ですが、体育館にコンピュータは用意されていません。
その代わりとなるのが、それぞれの「からだ」です。

生徒の皆さんには、プログラマー役とロボット役に分かれてもらいます。
プログラマー役の人はわかりやすく命令を伝えること、ロボット役の人は命令通りにしっかりと動くことがルール。
iPadで写真を撮ると、プログラムの実行となります。

はじめに、みんなで練習をしてみましょう!
2人1組でプログラマー役とロボット役を交代しながら、自由に好きなポーズをつくってもらいます。
「右手をグーにして、できるだけ高くして!」「左足を一歩前に出してみて!」などなど、命令はなるべく具体的に。
動作指示を繰り返して理想のポーズができたら、いよいよ写真撮影です。


続いて取り組むのは、ミニゲーム「ゴールにみちびけ!」。
このゲームでは、ロボット役の人は体育館に引かれたテープの上しか歩くことができません。
さらにテープの途中には、玉入れ・跳び箱・バスケなどのクリアすべき特別なミッションも待ち構えています。

プログラマー役の人はゴールまでの道のりを確認しながら、
他のロボット役の人とぶつからないようにパートナーへ指示を出していきます。
生徒の皆さんもルールに慣れてきた様子で、順調にゴールへとたどり着いていました。


最後は、人文字づくりにチャレンジします。
とうべつ学園の校訓である「やさしく つよく」が、お題となる言葉です。

まずはそれぞれ大きな紙にお絵描きをして、ロボット役の人を見分けるための目印を作成。
目印ができたら、2つのグループに分かれて「やさしく」「つよく」をつくります。

プログラマー役の人は体育館の上から、目印を使って指示を出していきます。
何度も何度も動きながら、しっかりと読めるようにかたちを調整。力を合わせて、見事にたくさんの人文字が完成しました!

コンピュータの代わりに、「からだ」をつかって学んでいくプログラミング。
「具体的な指示を出し、それを正確に実行していく」というプログラミングの基礎を、
みんなで創意工夫しながら体感することができました。




本日の授業は、以上で終了です。とうべつ学園の皆さん、ありがとうございました!

次回は、北海道函館市からレポートをお届けします。

それでは、次のまちでお会いしましょう!

活動レポート Vol.04

「北海道まなびキャンパス」in 函館

2023.01.07 TUE

第4回目の授業が行われたのは、道南地方の中心都市である函館市。
歴史を感じさせる街並みや「100万ドルの夜景」とも称される美しい夜景、
新鮮な海鮮グルメなどで有名な全国有数の観光都市です。

会場となるのは、函館市内初の義務教育学校として2021年に4つの小・中学校が統合して誕生した
函館市立戸井学園。「未来を創る」という校訓のもと、9年間の一貫した教育過程を通して、
未来に新たな価値を生み出していく子どもたちの成長をサポートしています。

本日参加してもらうのは、5年生から8年生までの18名の生徒の皆さん。
冬休み期間中の開催となりましたが、多くの参加申し込みをいただきました。
「食育」と「プログラミング」を題材に、普段の教室とは異なる特別授業のはじまりです。


1コマ目の授業テーマは、「骨の成長に大切なことを考えよう」。

雪印メグミルクの小池先生が、骨の成長に欠かせない栄養素であるカルシウムと食べ物の関係について、
わかりやすく解説をしていきます。

まずは、「体」という漢字についての豆知識。昔の字体では「骨」へんに「豊」という文字を組み合わせて書かれていました。
古い時代から、「豊かな骨」によって健康な「からだ」がつくられるということがしっかりと理解されていたようです。

カルシウムには、骨や歯をつくって丈夫にする、心臓の鼓動を保つといったように、
生きていくために欠かすことのできない大切な役割が備わっています。

成長期真っ盛りである生徒の皆さんには、ぜひ積極的に摂ってほしい栄養素。
牛乳やチーズなどの乳製品を普段のメニューにプラスすれば、おうちでも気軽にカルシウムを摂ることができます。

毎日の給食で馴染みのある牛乳について、からだと栄養という側面からより深くその役割を学ぶことができました。

生徒の皆さんからは、「日常の食生活でも、乳製品を積極的に取り入れていきたい」
「成長期のカルシウムの大切さがよくわかった」といった感想をいただきました。




2コマ目の授業テーマは、「Scratch テクニック講座」。

シーラクンスのみっきー先生が、初心者向けプログラミング言語である「Scratch」を使って、
より実践的でためになるテクニックを伝授します。

授業などですでに「Scratch」に触れている生徒の皆さん。
今回はオリジナルゲームのプログラミングを通して、3つのテクニックを学んでいきます。

テクニックその1は、「重力ジャンプ」。
横スクロールのアクションゲームでよく見られるような、キャラクターが上にジャンプして、頂点で止まり、
地面に落ちていくという一連の動き。シンプルで簡単そうな基本の動作ですが、
これをプログラミングで表現するには「慣性」と「重力」を組み入れることが必要です。

テクニックその2は、「弾幕」。
シューティングゲームで敵キャラクターが撃ってくる弾や、自キャラクターが発射する弾のことを指します。
弾幕の動き方次第で、そのシューティングゲームの難易度や面白さが大きく変化する重要な要素です。

テクニックその3は、「動くアイコン」。
GIFアニメーションというデジタルツールの仕組みを使って、画面上で動いているように見える自分のアイコンを作成します。



これら3つのテクニックについて、周りの人たちと話し合いながら時間内でそれぞれの
プログラミングを完成させるのが、本授業のミッションです。
わからない部分は、先生に聞いたり、友達に教えてもらったりしてもOK。
みんなで力を合わせて、全員のミッションクリアを目指します!


全員が真剣な表情で、黙々とプログラミング作業を進めていきます。
普段から「Scratch」を使っているということもあって、予想以上に早くお題のテクニックを再現していった生徒の皆さん。
早めにクリアした人は、困っている人へアドバイスをしています。
学んだテクニックを活かしながら、一人一人のアイデアが詰まったオリジナルゲームを次々とかたちにしていきます。

合間のタイミングで、みっきー先生によるプログラミング解説の時間。
実際の画面でのキャラクターの動きを交えながら、原理となる数学の考え方と合わせて仕組みを丁寧に説明していきます。

「プログラミングは、うまくいかなくてもいい。そこから試行錯誤して学ぶことが、プログラミングの大事なところ。」という、
作業をする上での大切な心構え。

生徒の皆さんも難しいポイントで悩みながらも、その表情はとても活き活きとしていて本当に楽しそうでした。




本日の授業は、以上で終了です。
戸井学園の皆さん、ありがとうございました!

全4回にわたって連載してきた「北海道まなびキャンパス」のレポート。
色々なまちへと出向き、授業を通してたくさんの出会いがありました。
北海道の未来を担う子どもたちに「学ぶ楽しさ」をお届けするために、私たちの活動はこれからも続いていきます。

それでは、また次のまちでお会いしましょう!

今後の活動にご期待ください。

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